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A級選手がやっているマイナス思考脱出術

「あの相手は強すぎて、私には勝てません」

試合の組み合わせをしていると、こんなことを言い出す選手がいます。

話を聞くと、

「自分よりも上級だから、いつも負けてしまう」

とのことでした。

みなさんにも心当たりありませんか?

どんな世界にも相性の悪い相手は少なからず存在するものですが、
いつも負けてしまうから、今日も勝てないというマイナス思考は、克服することができます。

マイナス思考を克服するためには、まず、マイナス思考の仕組みを理解する必要があります。

ほとんどのA級選手は最強のプラス思考なのです。

過去の記憶にとらわれているだけ

マイナス思考の原因は、過去の記憶にあります。

勝てなかった記憶があるため、次も負けるだろうと思ってしまいます。

なぜ、「よし!次は勝とう!」と思えないのでしょうか?

答えは簡単で、繰り返し負けているからです。

1回の敗北だけでは、「今回も負ける」という思考にはなりにくいのですが、人間はだいたい3回同じことを経験すると、次も同じことが起こると考えてしまいます。

つまり、過去に3回は負けた(※)記憶があるということです。 ※そうでない場合もあります。後述します。

人間の脳は、この過去の記憶に即座に反応して、「できる・できない」「良い・悪い」「快・不快」などの判断を下すようになっています。

ちなみに、この瞬時に判断を下す脳の部位を扁桃核(へんとうかく)といいます。

とある実験で、大きな音に恐怖を感じていたマウスの扁桃核を取り除いた結果、マウスは大きな音に対して微動だにしなくなったといいます。

同類の実験はサルでも実施されており、扁桃核が恐怖や不快という感情に大きく影響していることがわかっています。

「じゃあ、扁桃核を取り除こう!」

…そんなわけにはいきませんよね。

扁桃核を取り除かなくても、扁桃核に恐怖だと認識させないようにできればいいわけです。

繰り返しの情報が記憶を強化している

脳は繰り返したことを記憶するようになっています。

この繰り返しがプラスの内容であれば、扁桃核は瞬時にプラスの判断を下します。

反対に繰り返しがマイナスの内容であれば、扁桃核は瞬時にマイナスの判断を下します。

実際に負けたのは1回だったとしても、「あの相手には勝てない」と思う場合があります。

それは、試合終了後に強かった相手を思い出して落ち込むことを繰り返したときです。

他にも、強気な相手を見て、「あの人、今日も自身満々だ…」と思ったり、負けた時のことを思い出して自陣を抜かれるイメージを浮かべたりしたら、これもマイナスの内容を繰り返していることになります。

本来ならば、負けたときは「次にどうするか」「改善点は何か」「次こそ勝つぞ!」と反省して、負けた記憶はきれいさっぱり忘れてしまうのが一番なのです。

繰り返すならプラスの内容を繰り返した方が、競技かるたにとっては有利です。

脳は現実と空想の区別ができない

プラスの内容を繰り返そうにも、そんなに勝てないから困っているんだ!

そんなあなたに、ここで脳に関するお得な情報をお教えします。

脳は実際に起こった出来事と、想像で考えた出来事の区別がつきません。

もちろん、現実の出来事の方が印象が強いため、1回で記憶に定着しやすいということはあります。

反対に、空想の出来事は、頭の中で繰り返し、繰り返し考えることができるという利点があります。

試合が始まって、相手陣を抜くイメージや、最後の一枚を取って勝つイメージを繰り返し、繰り返し思い浮かべてください。

そうしているあいだに、勝ったことがない人でも、いつも勝っているかのように、自信満々になっていきます。

練習をするにも、楽しくてワクワクして仕方なくなってきます。

ちょっとのミスでも、プラス思考ならば、ピンチをチャンスに変えることができるようになります。

まとめ

いかがでしたか?
マイナス思考の原因と対策について、ご説明しました。

マイナス思考の原因は繰り返し負けた過去の記憶から誘発されます。

負けたときは、試合の反省だけして相手が強かったとか、札を取れなかったといった記憶は繰り返さず、きれいさっぱり忘れてください。

繰り返すのは勝つイメージです。

相手陣をズバッと抜くイメージを繰り返してください。

試合の後も、楽しかったと言葉に出して言ってみてください。

楽しかった感情を繰り返せば、もう恐れることも、練習を面倒に思うこともありません。

プラス思考になって試合を楽しんでください。

目指せ!A級!

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