試合を楽しめる選手がA級選手になれる!?
あなたは競技かるたの試合を楽しんでやっていますか?
- 「真剣勝負なのだから、そんなフワフワした気持ちじゃ勝てない」
- 「集中していてそれどころじゃない」
- 「勝てるときは楽しいけど、負けてるときはシンドイ」
などと良く言われます。
実は、この試合を楽しむというのは、競技かるたの勝負に勝つにあたって、非常に重要なことなんです。
今日は競技かるたを楽しむことが、どれだけA級選手への近道かをご説明します。
楽しんだ者勝ち!は本当
競技かるたの大会で、優勝した選手に話を聞くと、多くの選手は次のように答えます。
- 「ワクワクして全然負ける気がしなかった」
- 「とても楽しかった」
- 「もう1試合できる感じ(6試合後なのに)」
世に言うカルターズハイです。
脳が、勝てるイメージしか持っていない状態、楽しくて楽しくて仕方ない状態、こんな状態のときこそ選手の能力は100%、120%(それ以上)発揮できるのです。
負けるときは心の状態で負ける
ベストな取りができたから、楽しい試合だったと思うかもしれませんが、それは違います。
楽しい気持ちだからこそ、ベストな取りができるのです。
例えば、
- 「今日は体調悪いし負けるかも」
- 「この人強いから勝てるわけない」
- 「またお手つきしそうで不安」
などと考えて、試合に臨んだら、相手陣の右下段をズバッと抜くイメージなんて、思い描けるはずはありません。
また、勝てるわけがないと思いながら試合をすると、暗記が入らず、体も重くなり、手だけで札を払うようになります(ヒドイときは押さえ手)。
さらには、相手に自陣の右下段をバンバン抜かれるイメージまでわいてきて、どんどん状況が悪くなっていきます。
結果、試合に負けてしまい「やっぱりね」と心に言い聞かせて、負けた原因を何か(誰か)のせいにしてしまいます。
この心の状態では、成長は難しいでしょう。
楽しい=経験値3倍状態
試合を楽しむことで、「負けるかも」といったマイナスのイメージが無くなり、自分のベストパフォーマンスを発揮しやすくなります(発揮能力の向上)。
マイナスのイメージに侵されていない分、自分の理想とする動きのイメージをよりリアルに作ることができるため、練習の効率も高まっていきます(保有能力の向上)。
自分の能力をいかんなく発揮して、試合を展開することで、勝負に勝つ確率もどんどん上がっていきます。
勝負に勝つことをたくさん経験すると、自信がついてどんな試合でも強気に取り組むことができるようになります。
楽しんで試合をすると、自分の成長にとって良いことばかりなのです。
嫌々、練習するのと、楽しんで練習するのとでは1試合で得られる経験値の量は2倍にも、3倍にもなることは間違いないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
試合を楽しむことが、A級選手になるために、どれだけ大事なことかご理解いただけたと思います。
素振りの練習も大切ですが、今すぐ「練習面倒くさい」、「また負けるかも」、「お手つき怖い」などのマイナスイメージを持たないことです。
目指せ!A級!