かるたらいふ

    基本知識

競技かるたの基本知識

上の句と下の句、読み札と取り札

競技かるたでは「小倉百人一首」を使用します。 小倉百人一首は藤原定家が和歌(短歌)を100首集めたものです。 短歌は5・7・5・7・7のリズムで作られており、前半の5・7・5を上の句、後半の7・7を下の句と呼びます。 競技用のかるた札には、上の句と下の句が書かれた読み札と、下の句だけが書かれた取り札の2種類があります。 競技かるたは、上の句を読み上げて、下の句が書かれた札を相手より先に取るという競技です。 競技かるたの試合は。以下の標準取札および標準読札(大石天狗堂)を利用します。

競技かるた(百人一首)の札の種類
左:取り札、右:読み札

勝敗のつけ方は札を取った枚数ではなく、先に自分の陣(自陣)の札をゼロにした方の勝ちとなります。 使用する札は100枚中50枚です。自陣に25枚、相手陣に25枚配置します。 運悪く相手陣の札ばかり読まれたら負けてしまうのでは…?と思われるかもしれませんが、心配はいりません。 場に出ている札ならば、読まれた札がたとえ相手陣にあったとしても取ってしまってOKです。 もし相手陣の札を取った場合、相手陣の枚数が減ってしまうので、自陣の札を相手に一枚送ることができます。 これを「送り札」と呼びます。 これで、自陣の札を一枚減らすことができます。